長谷部選手の『心を整える』を今になって読んでみました。
イメージ通りというか、イメージ以上に真面目で、一生懸命で、読んでいて少しふっと笑ってしまうぐらいにまっすぐ。
少しでも自分の中に取り入れていきたいなと思いました。
アジアカップでのトーキー主審とのやりとりが象徴的
アジアカップで明らかに誤審と思われる判定に対して、トーキー主審に抗議したシーンが特に象徴的だなと感じました。
僕はあなたのために言っている。この試合は世界中で流れている。世界中の人たちが見ているんだから、しっかりとしたレフリングをしてください。
このあとは、日本寄りのジャッジで頼むよ。
相手を尊重し、相手にいい気分にさせたうえで、主張もしっかり伝える。
これぞキャプテンだなと感じました。
(本を読むと、実際にいい気分にさせたであろうということがわかります。)
自分の弱さを認めているからこそ「心を整える」
日本代表のキャプテンという立場にいながら、自分の弱さを認めている点が、とても謙虚であり、準備にもつながっているのかもしれません。
ただ僕はとても不器用だ。サッカーとは直接関係ない装飾によって、余計な自意識が芽生えてしまい、心が寄り道をしてしまう気がするのだ。
「自信があるというのは、弱さを認めている状態」ときいたことがあります。
認めたうえで、それをカバーしようと努力を重ねる。
その過程や方法を知ることのできる1冊なので、多くの人に読まれているのだと思います。
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