野球の審判資格(3級審判員)ってどうなっているの?軟式野球連盟の支部も訪ねてみました。

野球の審判

最近いろいろなことにチャレンジしたいと思っているんですが、そのうちのひとつが野球の審判。

野球は観るのもやるのも好きなんですが、審判も結構好きなんですよね。

どこかで審判できるかなぁといろいろ情報を調べていたんですが、なかなかまとまっている情報を見つけられなかったので、ここにメモを残しておきたいと思います。

そして、軟式野球連盟の支部にも行ってきたので、そのときのお話もお伝えしますね。

3級審判員からスタート

アマチュアにおける野球の審判資格は長い間制度化されていませんでした。

しかし、2015年4月からライセンス制度がスタート。国際審判員~3級審判員までの4種類の資格が設定されました。

年齢制限 出場できる大会 認定要件 講習開催者(想定)
国際審判員 50歳以下 国際大会、全国大会、地区大会、都道府県大会 1級取得者 アマ規則委員会
1級審判員 なし 全国大会(55歳以下)、地区大会(60歳以下)、都道府県内大会 2級取得後3か年度経過 アマ規則委員会
2級審判員 なし 地区大会(60歳以下)、都道府県内大会 3級取得後3か年度経過 各都道府県の審判員組織
3級審判員 なし 都道府県内大会 3級認定講習受講 各都道府県の審判員組織

※BFJの公式サイト(アマチュア野球規則委員会 各種資料)をまとめました。

今から審判始めるぞ!という人はまず3級審判員の資格をとることからのスタートになりそうですね。

3級認定講習の内容は?

3級認定講習の内容は次のように説明されていますよ。

  • Go:Stop:Call(ジェスチャーの基本の反復練習を含む)
  • 球審の構え方及びトラッキング
  • ソフト・トスによる投球判定
  • 1塁フォースプレイ判定のビュー・トレーニング
  • 投手の投球関連動作の確認

公認審判員3級認定講習のガイドラン」より引用

結構実践的な内容ですね。

ライセンス制度を運営しているのは「一般財団法人全日本野球協会(BFJ)  アマチュア野球規則委員会」

この審判制度を運営しているのは一般財団法人全日本野球協会【BFJ】 のアマチュア野球規則委員会(略称:アマ規則委員会)というところです。

そのアマ規則委員会に委任された各都道府県の審判員組織が講習を実施していて、その講習を受けることで3級審判員の資格がとれるようになっていますよ。

各都道府県の審判員組織とは

では各都道府県の審判員組織とはどのような組織をいうのでしょうか。

公認審判員3級認定講習のガイドラン」によるとこのように定義されています。

審判員が所属する野球団体(日本野球連盟、全日本大学野球連盟、日本高等学校野球連盟、全日本軟式野球連盟に直接または間接的に加盟している都道府県または特定地域の連盟)または各都道府県の審判員組織

ちょっとわかりづらかったんですが、住んでいる地域の野球団体や審判員組織に問い合わせると良さそうですね。

問い合わせ後、軟式野球連盟の地元の支部に行ってきた

実際に私は地元の野球連盟へ問い合わせをし、そのあとに軟式野球連盟の地元の支部(グラウンド)で審判の方々にお会いしてきました。

威厳のある方が多くてかなり緊張しましたが、歓迎してくださって、うれしかったです。

そして、次のようなお話を伺えました。

審判の方からきいた話
  • 報酬(?)は1日あたり一杯飲めるぐらいの額が出る
  • 報酬とは別にお昼のお弁当が支給される
  • 自動車の教習のように試合で経験を重ねると3級審判員の講習、試験を受けられる(目安は1年ぐらいだが、担当する試合数にもよる)
  • 審判員として約20名が在籍している
ネットでは審判はボランティアとの情報もあったんですが、お話によると完全無報酬というわけではないようですね。

すぐに始めよう!という感じではないんですが、今の仕事が軌道にのればチャレンジしたいなと思っています。

さいごに

高齢化が進んでいて、なり手がいないといわれている野球の審判。

ライセンス制度を設けることで「全国大会も目指せる」という夢を持ってもらえるかもという意図もあったとのことです。

実際に審判員の方からも「ステップアップできる」という話をきくことはできました。

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